獣の攻撃が痛すぎる?
ワイルドハーツは「獣の攻撃が痛すぎる」とよく言われます。しかし、実のところ、対策すれば大幅に被ダメージを減らすことができます。
苦言を呈すようで申し訳ありませんが、「痛すぎる原因」は「単なる準備不足」がほとんどです。ストーリー攻略中に1~2撃で死ぬようなら、間違いなく準備が足りていません。
ストーリー中、要所で準備を促されます |
被ダメージ対策の基本
- 属性耐性を上げる
- 防御を上げる
- 体力を上げる
属性耐性を上げる
被ダメージを減らすには、第一に属性耐性を考えます。獣の危険な攻撃はほとんど属性攻撃ですから、属性耐性がもろに影響します。
属性耐性は数字そのままの割合で影響します。+20ならダメージが20%減ります。-15ならダメージが15%増えます。マイナス耐性の防具一式からプラス耐性の防具一式に変えると、何割もダメージが減ります。場合によっては半減です。大違いも大違い。
防御を上げる
防御は比較的影響が小さいものの、無視して良いほどでもありません。このゲームは防御力そのものの変動も大きいため、1~2割くらいの影響は割とあります。1割の被ダメージ増減って、けっこう響きますよ。
体力を上げる
体力の上限は初期値 100 となります。もしこれが 120 になれば、獣の攻撃力が2割減ったも同然です。体力の増強は大きな効果があります。
体力の上限を増やす主な手段は食事です。食材はなるべく加工した方が良いものの、生食でも体力+20くらいは稼げます。空腹と満腹とでは生存力が大違いです。
なお、ストーリーが進むと湯屋が解禁されます。薬効のある湯に浸かると、わずかですが体力の上限が増えます。恒常的に。
被ダメージ対策に使えるもの
- 防具の更新
- 食事
- 変転の灯篭
防具の更新
もっとも単純で効果的な手段は、もちろん防具の更新です。ストーリー中の強敵に合わせ、属性耐性が適した最新の防具を揃えましょう。劇的に被ダメージが減ります。
……と言いますか、おそらく、最新の防具に合わせて獣の強さが調整されています。防具はこまめに更新しましょう。
食事
食事は重要です。最低限、何か食べてください。食事で体力を増やさないまま戦うのは、ほとんど自殺行為です。生食でもいいので、何か食べてください。
被ダメージ対策としては耐性つきの食事も有効です。特に塩で漬けると、食材のカテゴリーに応じた属性耐性がついて便利です。
塩(調味料)
夏・冬:鉱石採掘 or つくも宿「糧」
漬け物壺
塩 + 野菜 → 樹耐性+6(燻すと+8)
塩 + 肉 → 火耐性+6(燻すと+8)
塩 + 魚 → 水耐性+6(燻すと+8)
塩 + 穀物 → 風・土耐性+6(燻すと+8)
変転の灯篭
「変転の灯篭」は匣羽匣(コスト5)で組める連結からくりです。スナツヅミ戦で閃きます。このからくりは設置後に獣の属性攻撃を浴びると、周辺一帯の獣狩に属性耐性+21を付与します。
つまり、獣による属性ダメ―ジを2割も減らします。効果が強力な上、効果時間が長く、コストも軽い、きわめて優秀な生存用の連結からくりです。
問題は「羽」を採用したくなる武器種が少ないことでしょうか。とはいえ、変転の灯篭のためだけでも羽を採用する価値はあります。強敵相手に使ってみてください。
第1章のジゴクザルで比較
クエスト:第1章「業火纏う大猿」
ダメージ:怒り移行時の爆破 (火属性)
防具 :表記がなければ流派改造なし
その他 :表記のない生存系スキルは一切なし
獣狩一式
【素材】なし(初期装備)
【防御】5
【耐性】0
【被ダメージ】75
初期装備はさすがに痛いですね。他にもう一発小突かれたら、食事による体力バフがあっても死にかねないダメージです。
若武者一式
【素材】(春) ハナヤドシ、コハクヌシ
【防御】40
【耐性】火-15
【被ダメージ】77
初期装備よりやや痛いです。防御は大幅アップしているはずですが、-15の火耐性がそれを打ち消しています。
婆娑羅一式
【素材】(春) ヤマウガチ
【防御】50
【耐性】火-25
【被ダメージ】81
初期装備より痛いです。直前の春マップにて頑張って作ったヤマウガチ一式は、ジゴクザル戦で足枷になります。1~2撃で死ぬのも当然の話。火耐性-25恐るべし。
婆娑羅一式(改造)
【素材】(春) ヤマウガチ
【防御】67
【耐性】火-25
【被ダメージ】78
念のため婆娑羅一式を改造しました。活人・獣道のうち防御面で優秀な方を着用。どのみち耐性は据え置きなので、焼け石に水です。
旅芸者一式
【素材】(夏) ツノバシリ、ヒメトサカ
【防御】55
【耐性】火+20
【被ダメージ】52
春マップの装備と比べて大幅に被ダメージが低下しています。食事をしたり、流派改造を施せば、ここから更に危険度が下がります。
旅芸者一式(活人)
【素材】(夏) ツノバシリ、ヒメトサカ
【防御】83
【耐性】火+31
【被ダメージ】41
旅芸者一式を活人流に改造してみました。防御と耐性がさらに上がり、被ダメージは春マップ装備の約半分。もはやゲームが違います。
旅芸者一式(活人)+変転の灯篭
【素材】(夏) ツノバシリ、ヒメトサカ
【防御】83
【耐性】火+31 & 灯篭+21 (計+52)
【被ダメージ】29
変転の灯篭でさらに属性耐性を足しました。ここまで来ると死にようがないですね。なお、夏マップのレア食材「赤豆(火耐性+6)」でもっと被ダメージを減らせます。そこまでやる必要もないでしょうが……。
各マップの属性傾向
1~2章は「春→夏→秋→冬」の順でマップを巡ります。各マップの防具と強敵について、属性傾向を整理してみました。興味深いことがわかります。
春霞の古道
【防具】樹↑ 火↓
【強敵】樹
夏木立の島
【防具】火↑ 土樹↓ or 風樹↓
【強敵】火
秋昏の峡谷
【防具】風↑ 水土↓ or 水火↓
【強敵】風
冬塞ぎの孤城
【防具】水↑ 樹風↓ or 火↓
【強敵】水
「今のマップで作った防具は、次のマップで弱点になる」という傾向です。先述のとおり属性相性で被ダメージが大幅に変わりますから、難易度も激変します。要するに、
防具をこまめに更新 = 適正難易度
防具の更新をサボる = 獣が超パワーアップ
というわけです。キツイと思ったらまず防具を見直しましょう。
まとめ
属性耐性に気をつけよう!
装備はちゃんと更新しよう!
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