ワイルドハーツの避け方とカウンター

2024年12月9日月曜日

WILD HEARTS 攻略 初心者向け

獣の攻撃について

 初心者にとってなかなか難しい「回避」。まずはワイルドハーツの獣の攻撃が、どういうものかを知りましょう。

獣の攻撃の基本情報

  • 追尾性能が高い
  • または範囲が広い
  • 攻撃判定は一瞬?
  • 予備動作がある

 獣の攻撃には上記の特徴があります。無敵時間を使った避け方が有効です。逆に、遠ざかって避けるやり方は通用しにくい傾向にあります。

 獣の攻撃には必ず予備動作があります。しかし、獣ごとに攻撃のテンポがかなり違うため、きちんと観察しなければ調子を狂わされます。

 なお、獣の攻撃にタイミングをずらすタイプのディレイはありません。長めの溜め動作があっても、予備動作から攻撃発生までのタイミングは常に固定です。

掴み

 一部の獣は、特殊な予備動作から「掴み攻撃」をしてきます。きわめて強力な追尾攻撃ですが、通常回避の無敵時間だけで簡単に避けられます。

 なお、掴み攻撃は和傘の受け流し(パリィ)無効です。和傘の達人であっても、掴み攻撃だけは普通に避けるしかありません。

飛び道具

 獣の飛び道具も攻撃判定は一瞬ですが、複数飛ばしてくることが多いです。通常回避だけだと「一個避けても隣の弾に当たる」というケースが多発します。

地面だけの攻撃

 広範囲の攻撃の中には「空中への攻撃判定がない」というケースが結構あります。つまり、地面にしか判定がない攻撃です。高所にいればやりすごせます。

壁で防げる攻撃

 「壁」「糸張り壁」は多くの攻撃を跳ね返します。突進系の大技に有効なことは作中でも触れられますが、範囲攻撃や、上下方向からの攻撃にも有効なことがあります。

判定が長い攻撃

 「突進」「尻尾回転」等、獣本体による攻撃は判定が持続しがちです。たいていは獣の体が高速移動するため、すれ違うように避ければ一瞬です。しかし、巨大すぎる獣の突進や、尻尾回転の終わり際(低速部分)等はそうもいかないことがあります。

タイミングが分かりづらい攻撃

 パッと見では攻撃判定のタイミングが分かりづらい攻撃もあります。

 例えば、クロマトイのコマ状回転攻撃(ベイブレード)。空中から突っ込んできますが、空中にいる間は攻撃判定がありません。接地して初めて攻撃が発生します。

 カバネアラシの怒り移行時のボディプレスも特徴的です。普通のボディプレスには本体に攻撃判定がありますが、怒り移行時は本体に判定がありません。一瞬遅れて出る地面のエフェクトにだけ判定があります。よって、攻撃判定も一瞬遅れます。

具体的な避け方・カウンター

通常回避(ローリング)

掴み攻撃を回避
 もっとも基本となる避け方は○ボタンによる回避です。ボタン押下直後から約0.2秒の無敵時間があります。0.2秒はさほど長くないように感じますが……これがまた、思いのほか避けます。獣の攻撃判定の多くが一瞬だからです。

前に回避すればチャンス到来
 「前に回避」が基本です。すれ違いながら回避した方が攻撃判定の重なりが短くて済み、攻撃のチャンスも掴みやすいからです。これは、他の避け方も同じです。

巨体の突進は無理
 「大きな獣の突進」「尻尾回転の終わり際」「複数連発する飛び道具」等は通常回避だと避けにくくなっています。これらは避ける方向やタイミングを工夫するか、別の方法で対処した方が無難です。

地滑り回避(スライディング)

滑って回避しつつ接近
 納刀ダッシュ(R1+左スティック)からの回避(○)でスライディングが出せます。無敵時間は約0.45秒です。無敵が通常回避の倍で、移動も長く速いため、攻撃を避けやすくなっています。

 大きく逃げる用途はもちろんのこと、正面から避けつつ突っ込む使い方もあります。□まはた△の攻撃に派生でき、武器によっては専用モーションがあります。

しがみつき

しがみつけばノーダメージ
 ジャンプ(✕)からの R1 で、獣にしがみつくことができます。ずっと R1 押しっぱなしでダッシュ→ジャンプというやり方が簡単です。しがみついている間は無敵。苦手な大技はしがみつきでやり過ごすのも手です。

からくり刀の「杭」連携攻撃
 ちなみに、からくり刀の「杭」連携もしがみつき攻撃で、発動中無敵です。しがみつくまでに少々時間を要しますが、通常のしがみつき同様に獣の攻撃をやり過ごせます。

「発」ですり抜けつつ連携攻撃
 基礎からくり「」は、きわめて優秀な回避手段です。踏んだ瞬間から1秒ほど無敵時間があります。移動距離が長く、優秀な攻撃派生もあり、攻防一体の立ち回りを可能とします。

 注意。「発」によるジャンプ中、余計なボタン入力があると無敵が切れます。長い無敵時間を利用したければ、慌てた操作は厳禁です。

 野太刀は特に注意です。溜めを維持したまま「発」を踏むと、どうしても早めに無敵が切れます。それでも十分使える程度に無敵はありますが、他の武器より慎重にタイミングを計る必要があります。

「結」で回り込みつつ連携攻撃
 基礎からくり「」を踏むと R1+✕ で低空を飛べるようになります。無敵こそ無いものの、移動距離が長く、高速で、大抵の行動をキャンセルして飛べます。機動力が格段に上がります

 「結」による連携攻撃は強力なものが多いです。一部の武器種にとってはほぼ必須のからくりとなっています。

匣(一個)

ひっかき等は「匣」一個でカウンター
 基礎からくり「」は色々なものを防げます。耐久度が低いため少々頼りないものの、耐久度が足りる攻撃に対してはすこぶる便利です。メニューの「からくり」から匣の耐久度を上げると、防げる攻撃が増えたりもします。

 防げるのは主に小技です。前足によるひっかき、やや小ぶりな獣の尻尾回転、鳥系の獣のついばみ等、至近距離の軽い攻撃を怯ませます。怯んだ隙に匣三段(糸張り壁)からの攻撃も入れられます。

 とりわけハナヤドシ・コハクヌシ・ツノバシリに有効です。匣一個で怯ませたり、ダウンを取れたりする攻撃が多く、適当に置いておくだけでも有利を取れます。

「匣」一個で止まるムラクモの曼陀羅弾
 一部の飛び道具にも有効です。容赦なく貫通してくる飛び道具も多いですが、きっちり止まる飛び道具もそれなりにあります。

 咆哮・風圧に対しても有効です。獣を正面に見据えて匣を出せば、物陰となってやりすごせます(少しでもずれるとNGですが)。開幕咆哮を匣で防ぎ、そのまま匣三段攻撃を入れる……なんてことも。

匣三段 ・ 羽

浮けば地面への攻撃は当たらない
 空中に判定のない攻撃は「匣」三段(壁・糸張り壁)や「羽」でやり過ごすことができます。いずれも強力な連携攻撃に派生できるため、知っているとかなり得です。

高さで攻撃をやり過ごしつつ反撃
 対象となる獣の攻撃は、だいたい広範囲の派手な攻撃です。一見避けにくい攻撃がよく該当します。ヤマウガチの大スタンプ等、本体に攻撃判定があるようで無い地面攻撃もあります。

壁 ・ 糸張り壁

糸壁でダウンを取って反撃
 獣の突進や大技はだいたい「壁」「糸張り壁」で跳ね返せます。「壁」「糸張り壁」は乗ってジャンプ攻撃(匣三段相当)に派生できるため、攻撃チャンスに繋がります。

強力な範囲攻撃も防ぐ
 「壁」「糸張り壁」で対応可能な攻撃はかなり多いです。範囲攻撃や上空からのボディプレス等、一見防げそうもない技も防げたりします。凶悪な獣の攻撃には、とりあえず壁・糸張り壁を試してみましょう。

 構築スピード・安定性・コストの面で「糸張り壁」(通称:糸壁)は優秀です。「糸張り壁」はすぐに消滅しますが、その分、邪魔にもなりません。

 「壁」を使う場合は耐久度に注意してください。「匣」も「壁」も耐久度が不足すると貫通されます。「壁」は耐久度最大(初期状態)ならまず貫通されませんが、事前に攻撃をいくつか受けていると、後の攻撃を止めきれなかったりします。

からくりキャンセル

隙を消しつつ楽に回避
 地上での攻撃中に基礎からくりを使用すると、ほとんど全ての動作をキャンセルできる仕様があります。これは「からくりキャンセル(からキャン)」と呼ばれています。この仕様、なんと、オマケで1秒近い無敵もついています。

 これにより「ギリギリまで獣を殴り、獣の攻撃が来たらからくりキャンセルで回避する」という立ち回りが可能です。初心者がすぐに使いこなすのは難しい技ですが、慣れると非常に便利な回避手段となります。

甲矢斉射→からキャン→匣で怯み→糸壁連携
 多くの場合、からくりキャンセルには「匣」が使われます。「火」ですぐに追撃したり、「発」でさらに逃げたりも可能です。からくりキャンセルに使った基礎からくりで、そのまま連結からくり(糸張り壁等)を組むのもアリです。

武器種固有の避け方

からくり刀

居合斬り抜け(△等 → R2) 
 無敵時間つきの移動攻撃です。溜めがあるため先読みを要しますが、無敵時間が長く、ざっくり合わせられればぬるぬる避けます。この後もう一度 R2 を押すと高速の突きが発生し、攻撃を継続できます。

野太刀

移動斬り(△)
 出始めには無敵がなく、武器を振っている最中に無敵があります。クセが強いため回避手段としては扱いづらいです。通常回避や「発」を頼った方が無難です。

和傘

受け流し(R2)
 掴み攻撃以外のあらゆる攻撃を防ぐ、いわゆるパリィです。リターンの非常に大きい技ですが、パリィ受付時間が短く、失敗時の保険は何もないため、リスクも高い行動です。和傘を象徴するピーキーな技です。

飛燕刀

躱し跳び(✕)
 無敵時間つきのジャンプです。通常回避と違い「地上でも空中でも出せる」「ほとんどの攻撃を即座にキャンセルする」という特徴を持ちます。つまり飛燕刀は、「危ないと思ったら取りあえず ✕ を押せばいい」ということになります。

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