食事の重要性
獣狩は手持ちの食料を食べると、食事によるバフを得られます。効果は食料により様々ですが、体力を増強する効果が最も重要です。粗末な食事でも2割くらいは増強されますので、生存力に大きく貢献します。
獣狩は満腹度100まで複数の食料を一度に食べることができます。効果時間はクエスト成功までです。クエストを失敗したり、セーブ&ロードをしたりしても消えません。一応、任意操作で空腹にすることもできます(食事メニューでR3)。
原則、クエスト開始のたびに満腹度100まで食事を摂りましょう。食べないと簡単に死んでしまいます。体力は大事です。
ゲームの進行と食事の変遷
最序盤の食事
拾って生のままボリボリ |
最序盤は拾い食いくらいしかできません。それでも食事バフ(体力増強)の効果は大きいため、手当たりしだい食材を拾い、適当にボリボリ食べましょう。
序盤~中盤の食事
解禁が早い「日干し竿」 |
食材を拾い続けていると、手持ちの食材が余ってきます。それくらいの時期になると龍脈からくりの「日干し竿」が解禁されますので、同種の食材を重ねて干してみてください。少し強い食料が手に入ります。
面倒ならそのまま拾い食いを続けても結構です。
中盤以降の食事
龍脈からくりで食事を解決 |
龍穴の解放が進み、龍脈コストが余ってくると、獣狩の食事は一変します。龍脈からくりで食材の調達・加工が可能になりますので、いちいち拾う必要がなくなります。むしろ管理が面倒になりますので、拾わない方が良いくらいです。
食材はマップ単位で管理します。例えば春霞の古道で獲得した食材は、春霞の古道の中だけで保管・加工します。このうち手持ちとして取り出すものは、常食するものに限定します。なんでもかんでも持ち歩くと袋がすぐ溢れますから。
食材用の龍脈からくり
食事に関する龍脈からくりは、機能によって3種類に大別できます。
1.食材の保管
- 食材箱 … 食材を保管しておける
- 同志の食材箱 … 仲間と共有できる食材箱
2.食材の調達
- つくも宿「糧」 … 野菜・穀物・調味料を自動取得
- 魚取車 … 魚を自動取得
- 手飼い柵/籠 … 特殊な小生物素材
3.食材の加工
- 日干し竿 … 個別の食材効果を増す
- 醸し樽 … 食材から調味料を作る
- 漬け物壺 … 調味料を使って漬け物を作る
- 燻し箱 … 食材効果を微増させる
食材箱(保管)
食材箱は風30、同志の食材箱は樹30 |
「食材箱」は、食材管理において最も重要な龍脈からくりです。獣狩が持ち歩ける食材の種類と数は限られるため、食材箱によるストックは不可欠です。なお、中身は個別に管理されます。いわゆる異次元ボックスではありません。
各マップに1~数個ほど置きます。各マップで獲得した食材はすぐさま食材箱に入れておくと、管理が楽になります。
食材箱を置く場所には注意が必要です。絶対に獣から遠ざけてください。獣に壊されると最悪、中身がロストします。破壊に気づいてすぐ回収すれば難を逃れますが、普通、気づけません。壊されたら終わりです。
食材箱には色違いの「同志の食材箱」というものもあります。マルチプレイで食材をシェアするための食材箱です(レア食材は入れられません)。
つくも宿「糧」(調達)
コストは火30 |
食材調達のメインからくりです。マップで拾える穀物・野菜・調味料を一定時間おきに調達してくれます。特に野菜・塩・辛味は使い切れないほど手に入ります。
穀物も手に入りますが、常食するには微妙に足りない程度の量となります。穀物の使用はある程度限定した方が良いでしょう。
レア食材も時々手に入りますが、入手性が悪すぎて常食できません。レア食材は強力ですけど、基本的にコレクション用です。
魚取車(調達)
コストは水30 |
「魚取車」は魚を捕る龍脈からくりです。一部の水場にしか置けませんが、確実な大漁が約束されます。もう魚だけ食べてればいいんじゃないかな。
魚は春・夏・秋のマップで捕れますが、種類にこだわりがなければ夏マップの初期地(浜辺の野営地)だけでダダ余りするほど手に入ります。
魚を醸して魚醤を作り、魚を魚醤で漬けた「醤漬け魚」は、ワイルドハーツにおける最も手軽な加工食品です。もう魚だけ食べてればいいんじゃないかな。
手飼い柵・手飼い籠(調達)
柵は水30、籠は風30 |
「手飼い柵」「手飼い籠」では、捕まえた小生物による特殊な素材が得られます。たいていは一部の装備品作成に必要な素材を求めることになりますが、換金素材や、珍しい野菜や調味料も得られます。
いずれにしても供給が少ないため、地道に少しずつ集めることとなります。食材の調達手段としてメインになることはありません。
日干し竿(加工)
コストは火30 |
「日干し竿」は上の方で一度触れましたが、もう少し説明します。日干し竿にかけた食材は、生のままと比べて満腹度のコスパが1.5倍くらいに引き上がります。食材の固有効果を単純に増強してくれます。
ただし、メイン用途はレア食材の強化です。というのも、通常の食材加工は「漬け物壺」の方が便利で、日干し竿の出番はほとんど無いからです。
やりこみ勢は春マップのレア食材「金胡麻」をよく干しています。金胡麻はもっとも優れた物理火力UP用の食材ですから。
醸し樽(加工)
コスト違い(火30 / 水30) |
「醸し樽」は調味料を作るための龍脈からくりです。具体的には、穀物から味噌、野菜から酢、魚から魚醤、肉から肉醤を作れます。
よく作るのは酢と魚醤です。味噌と肉醤は材料の入手性が悪く、あまり作れません。とりわけ肉醤は塩に分類されるため、必要性ゼロです(塩はつくも宿で簡単に手に入ります)。
漬け物壺(加工)
コスト違い(水30 / 風30) |
「漬け物壺」は名前のとおり漬け物を作ります。漬け物の効果は調味料と食材カテゴリーの組み合わせで決まります。食材固有の効果は無視されます。
例えば「酢と野菜で酢漬け野菜」を作る場合、酢を1個を入れたら、後はどんな野菜を混ぜても混ぜなくても同じ効果になります。
調味料はもっぱら酢・魚醤を使います。後はたまに塩の出番がある程度でしょうか。穀物・野菜・魚・肉は適当に余っているものでOK。とても扱いやすい加工手段です。
燻し箱(加工)
コスト違い(樹30 / 火30) |
「燻し箱」は食材加工の最終工程です。干した食材・漬けた食材をいぶすことで、効果が少しだけ強化されます。食材の数や満腹度は据え置きですので、得しかありません。
しかし、単純に加工の手間が増えます。強化度合いも小さいため、面倒ならやらなくても結構です。
また、これを並べて食材を加工するとなると、龍脈コストもかなりの消費となります。現実的には、クリア後のやりこみ要素的な食材加工法となっています。
食材の種類と傾向
ワイルドハーツの食材は種類が多く、食材加工後の効果も含めて網羅すると、膨大なデータ量になります。完全に把握するのは困難です。
しかし効果や入手性から、よく使う食材は限られます。また、食材には大枠のカテゴリーが存在し、それだけ把握すれば細かい効果を知る必要はありません。
本項では情報を絞って食材の種類と傾向を記すこととします。
食材のカテゴリー
食材は5つのカテゴリーに大別できます。カテゴリー別に傾向もはっきりしています。なお、あまり知る必要のない情報は省きます。
穀物
【取得】春霞の古道、秋昏の峡谷
【傾向】体力UP多め
【属性】風、土
【醸し】味噌
【備考】入手性が微妙に悪い
肉
【取得】全マップ(小獣素材)
【傾向】攻撃UP
【属性】火
【醸し】肉醤(塩)
【備考】小獣を手動で狩るしかない
魚
【取得】冬塞ぎの孤城 "以外"
【傾向】疲労軽減
【属性】水
【醸し】魚醤
【備考】余るほど手に入る
野菜
【取得】全マップ
【傾向】防御UP
【属性】樹
【醸し】酢
【備考】余るほど手に入る
調味料
【取得】全マップ、醸し樽
【傾向】漬け物壺に効果を付与
├ 酢 … 満腹度コスパUP
├ 醤 … 疲労軽減
├ 塩 … 属性耐性UP
├ 辛 … 属性攻撃UP
└ etc.
調味料は漬け物壺に効果を付与します。様々な種類があるものの、重要なのは上記4種類くらいです。他は入手性や効果に問題があり、ほぼ使いません。
酢と醤は醸し樽で作ります。塩と辛味はつくも宿「糧」で手に入ります。
特筆すべき加工食品
入手性を考えると、魚と野菜の活用が手軽です。食材を燻すかどうかはお好みで。
醤漬け○○
あり余る魚を醸して魚醤を作り、魚醤で適当な食材を漬けます。もっとも手軽に腹を満たせる加工食品です。
疲労軽減の効果が地味に便利で、スタミナ消費の激しい武器には結構な支えになります。醤漬け魚の疲労軽減は特に大きいです。
酢漬け○○
あり余る野菜を醸して酢を作り、酢で適当な食材を漬けます。満腹度が低めですから、満腹度のスキマを埋めるのにもってこいです。満腹度のコスパも高いため、酢漬け○○だけで腹を満たすと合計でかなりのバフになります。とりわけ燻り酢漬け肉(攻撃+2% 会心+1%)5個による物理火力アップは強力です。
塩漬け○○
最強の生存飯です。塩で食材を漬けると属性耐性が上がり、被ダメージを抑えることができます。強敵になかなか勝てない場合は、とっておきの塩漬け○○を使ってみましょう。
食材カテゴリーと属性の対応は次のとおりです。いずれも満腹度35ですから、同じものを2個食べられます。
塩 + 野菜 → 樹耐性+6(燻すと+8)
塩 + 肉 → 火耐性+6(燻すと+8)
塩 + 魚 → 水耐性+6(燻すと+8)
塩 + 穀物 → 風・土耐性+6(燻すと+8)
辛味飯
辛味で食材を漬けると属性攻撃力がアップします。とはいえ、属性攻撃力が欲しい相手はツクヨミ(物理耐性&風弱点)しか居ないため、辛味+穀物の辛味飯(風土強化)だけあれば十分です。
辛味飯による風土強化は+12%、燻すと+15%です。満腹度40ですから2回食べられます。装備品では実現不可能な、強烈な属性強化となります。ツクヨミを狩るなら是非用意してみてください。
燻り干し金胡麻
TA勢用の物理火力飯です。春マップのレア素材「金胡麻」をひたすら集め、干して、燻して作ります。その効果は「満腹度30、体力+11、攻撃+2%、会心強化+6%」。会心倍率に大きな補正がかかるため、会心ビルドと非常に相性が良いです。
普通にプレイする分には不要です。いくら強くてもレア食材集めは大変です。
食材調達・加工の拠点選び
食材調達・加工用の龍脈からくりを置く拠点は、慎重に選ぶ必要があります。条件は以下のとおりです。
【必須】
・ 獣が近寄らないこと
・ 一定の広さがあること
【任意】
・ 魚が捕れること
最重要項目は「獣が近寄らないこと」です。これをおろそかにすると食材箱の中身がロストします。
「春霞の古道」の候補地
大樹の野営地(初期地)
獣が決して近寄らない安全な場所ですが、大樹の中はやや手狭です。もしこの場所を選ぶなら、大樹から外に出てすぐの広場(からくり熊のある所)の利用も検討しましょう。
荒れた奥宮(第二の野営地)
広くて使いやすい場所ですが、安全面で注意することがあります。
まず、すぐ下の坂に小獣コノハナウサギがいます。坂から上には登って来ませんが、うっかり坂に龍脈からくりを置くと、ごくまれに破壊されます。
もう一つ。滅多に再戦しないと思いますが、ここはクニナラシ戦の最初の戦場です。龍脈からくりのそばでぼーっとしていると、ホーミング石錐が生え、巻き込まれて破壊されます。クニナラシ再戦時は、スタート直後すみやかに拠点から離れる必要があります。
緑に呑まれた宿場(水場)
春霞の古道で魚を捕るならば、ここが候補になるでしょう。広さも十分です。ただし、安全面で問題があります。
画像の右端に映っているとおり、小獣リュウモンガマが徘徊しています。水場と地続きの場所に食材箱を置くと、ガマに破壊されるおそれがあります。食材箱はガマが入り込まない場所として、画面奥の石垣の上に置くのが無難でしょう。
「夏木立の島」の候補地
浜辺の野営地(初期地・水場)
夏木立の島の食材拠点はここ以外にありません。安全性・十分な広さ・魚、すべてが揃っています。完璧な立地です。
「秋昏の峡谷」の候補地
石仏の野営地(初期地)
春霞の古道とよく似た初期地です。安全ではあるものの、内部が手狭なため、少し出た場所にある広場の活用も考えましょう。
見つかりの湯(第二の野営地)
安全かつ広い場所です。ここと石仏の野営地のどちらを選ぶかは、個人の好みで良いと思います。
明けの陣屋(水場)
五重塔の真下にある川辺です。巨獣も小獣も寄り付かない広い水場ですから、魚を捕るならここが良いでしょう。
問題は「ここにどうやって来るか」です。五重塔のてっぺんに幕屋を置き、そこから飛蔓や旋風台で降りるのが無難なアクセス方法だと思います。
「冬塞ぎの孤城」の候補地
岩屋の野営地(初期地)
安全性も広さも申し分ない場所です。冬マップは魚が捕れないため、水場を選ぶ理由もありません。基本的にはここで問題ないでしょう。
姫の隠れ場所(第二の野営地)
初期地より手狭ですが、各種アクセスの良さから、ここを食材拠点にしている人も多いです。
クリア前なら問題のない場所ですが、クリア後、階下のラセツザンを周回していると、決して安全ではない場所となります。ラセツザンが床を貫通して龍脈からくりを壊すからです。
そんなことあり得るはずが、とお思いでしょうか。壊されます。だって私がここに置いていた食材箱の中身、ロストしましたから。身をもって実証済みです。ちくしょう。
分かっていただくための画像を用意しました。姫の隠れ場所に、下図のように櫓を乱立させてみました。
これを下の階(ラセツザンの戦場)から見上げると、次のようになります。
床(天井)がどれだけ薄いか分かりますね。櫓の足(古木の根も)が突き抜けています。階下のラセツザンがハイジャンプすると、運次第で天井裏の龍脈からくりに触れてしまう(破壊されてしまう)というわけです。
ラセツザンが触れそうなエリアを見切れば、壊されない龍脈からくりの配置は可能です。とはいえ、そこまで苦労と心配をするくらいなら、最初から初期地(岩屋の野営地)を選んだ方がいいんじゃないかな……という気もします。
「湊」の候補地
大門前(風呂屋の前)
湊に食材用のからくりを置くとしたら、大門前が最も使いやすいでしょう。湊に到着した際、最初に立つ場所がここですから。
ただし、湊は龍脈コストの上限が低く、食材の調達や加工に向いていません。食材箱は有用ですが、それ以外の食材用からくりはオマケと考えた方が良いでしょう。
つくも宿「糧」からは茄子だけ取れます。また、魚取車は置けません。漁業権……?
肉の調達
各食材のうち、肉だけは手動で集める必要があります。小獣を狩るしかありません。
とはいえ、効率的な肉の取得方法もあります。クリア後限定の手段となりますが、地道に武器を振り回すことに比べたら段違いの効率です。
連結からくり「独楽」
羽・火・羽(糸7本) |
オートマチック小獣轢殺マシーンです。勝手に小獣を追いかけまわし、すさまじい勢いで倒していきます。これが有るのと無いのとでは小獣狩りの効率が大違いです。
独楽はムラクモ戦で閃きます。基礎からくりの「羽」と「火」が必要です。クリア後に解禁される連結からくりですので、本格的な肉集めもクリア後の方が楽です。
「春霞の古道」の肉
菜花ヶ丘 |
春マップではタケノコジカ(鹿)、コノハナウサギ(兎)、リュウモンガマ(蛙)から肉が取れます。菜の花畑(菜花ヶ丘)には特に多くの小獣が集まりますので、ここで独楽を放つのが良いでしょう。
「夏木立の島」の肉
夏マップではコショウワタリ(亀)から肉が取れるものの、数や分布が少ないため、肉集めに向いていません。亀から取れる丸肉は秋マップの牛からも取れますので、無理してここで集める必要はないです。
「冬木立の孤城」の肉
浸食化した氷柱の森 |
通常の冬マップで肉は取れませんが、浸食化した冬マップでは東側に春の小獣が密集します。効率的な肉集めが可能です。
「秋昏の峡谷」の肉
すすき野原 |
秋マップでは各地にコシカケウシ(牛)が徘徊しています。適当に歩き回って適当に独楽を放つと、肉(丸肉)を集めることができます。
最効率の肉集め「ヤミマトイ牧場」
ヤミマトイのクエスト |
最も効率の良い肉集めは、外伝の澱み深き獣「ヤミマトイ」のクエストです。ヤミマトイを狩る必要はありませんので、2つあるクエストのうち、どちらを選んでも構いません。
ヤミマトイと多くの牛 |
ヤミマトイのそばには多くのコシカケウシが居ます。牛はヤミマトイを恐れて東側の出口に殺到しますので、それを追いかけて狩ることとなります。自分自身もヤミマトイから逃げないと話になりませんので、発や結ですばやく移動しましょう。
からくりで通行止め |
東側の出口の先に背の高い龍脈からくりを並べておくと、牛の逃げ場を封じ、せき止めることができます。このとき、視界から牛を離してしまうと牛が消えることがあります。牛から目を離さないようにしましょう。
ドン引きするくらいまとめて狩れる |
できれば「解体術」を発動しておきましょう。獲得できる肉が増えます。ヤミマトイから逃げる際に事故の可能性がありますので、風耐性・起死回生・馬耳東風があると少し安心です。
うづつ屋(商店)
時々レア素材が並ぶ |
湊の「うづつ屋」でも食材が手に入ります。しかし、品ぞろえがランダムで、購入できる数も少ないため、調達先としては微妙です。
珍しい食材をコレクションする際に利用する場所、という認識で良いかと思います。
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